よそはよそ うちはうち

 本日は節分。鬼ならぬ「悪魔」を払うために、柊も鰯も、「大阪出るとき連れてって」の惹句で知られる、たこ焼き屋さんが、海苔屋さんの頃にでっち上げた「恵方巻き」もないのですが、商品名「徳用いかり豆」を用意しました。画像では分かりにくいでしょうが、実体は空豆を植物油で揚げて塩を塗したものです。アテに、もってこいなんで、歳の数以上は頂くことになるんでしょうが。因みに中華人民共和国製ですが、昨今は、納豆にまで手を出す始末!、無問題。左の白いノンの説明は後ほど。

 「梅雨明け十日」といいますが、先の強風雨の後、世間もグッと冷え込みまして、ご無沙汰の方に、寒中見舞いを出さなアカンと思うほど。音沙汰のない向きには、この場を借りて、済ましてしまいましょう。敢えて、無難な発端部のみに止めていたところ、反応が全く無いので、続きを書いてケジメをつけておきます。少し時間が経過したこともありますので、記憶の欠如や勘違い、いわれなき誹謗中傷などありましても、平に御容赦下さい。

 次は…と、take outの品を持って新世界をウロウロ。「オカマバーに行くか?」との提案。従前に、目も眩む照明と大音量でニューハーフさんちゅうんですか、のショーを見せる店の最前列に坐らされたとき、かなわんなぁという顔をしたら、短時間で脱出させてくれたことがあります。今回は、苦手な音も光も無いとのことなので、ついて行くと、通天閣の周りを探している様子。その手の店が並ぶ通りにたどり着いたところで、「悪魔」も行くのは初めてだと聞かされて、もうちょっとらしい人に、連れて行って貰う方が無難だよと、婉曲に断ろうとしましたが、いつものように、不機嫌に。「どうすんねん」言われても…。飛田に行った際、電柱のねきで、ボーっと待っている私をその家の「お母さん」が気の毒がって手招きして呼んで呉れ、上がり框で世間話して、「悪魔」の降りて来るのを待っていたことがありますが、今回はそんなわけにも行かず、困ったなぁ。果敢な「悪魔」が、一軒の「会員制」の札がある店にあっさり断られたのですが、次は、「お前が選べ」ということで、店名が、おもしろい(ある方の愛称?なのですが、その凄い話は、別の所で)に打診すると、すんなりOK。さすが『○○ちゃん』。
 中へ入れてもらうと、いわゆるスナックです、「普通」の。お客さんは私たち同様のペア…、カップル…、うーん、アベックが複数組。で、坐るときにトイレの扉を私が塞いでた格好になったドタバタも落ち着き、突き出しがでて、水割りやったかなぁ、飲んだんは。手持ちぶさたにも程があるということで、久々の衆人環視の下でのカラオケ。「上海の花売り娘」をご挨拶代わりにさせて頂きました。それを皮切りに、皆さんも歌いはり、「悪魔」も私の知らん有名歌手の歌を何曲か。ちょっと気になったのは、私が、「宗右衛門町ブルース」でしたか、何か歌わして貰ってる時を含め、何度か件の厠へ立つのです。酔っているのか、それとも体調が優れないのかしらんと不審に思いましたが、ほっといて、「高原列車は行く」と「あなたの心に」なんぞを入れて、あんまり周りを気にせず結構、楽しませて頂きました。で、なんで、5400円也のお勘定は私持ち? このブログを始めたころの再放送。「ちょっとは払いや」。そして「悪魔」は、その他にも、さらなる悪行を! 通りに出たところで、店で、手水に立つ度に渡して貰っていた「お絞り」をハイって…。それが白いモノの正体です。一応、洗濯はしたのですが、どうしたモンやら。返しに行きにくいこと、初代通天閣の如し。

 と、まだまだ終わりそうにありませんねぇ。今宮戎→難波→大国町→…と、この晩は風雨の中、彷徨うことになります。前言撤回、この続きは、またの機会に。