ぴあの ほるて!

 小さい頃は、親にされたい放題。思いつきで数々のお稽古事の犠牲者になりました。最初にお世話になった、ばよよりんの先生が倒れた(倒した?)後は、妹が通っていたピアノの先生に引き取られる形に。当時の我孫子は、田圃だらけで、蛙に逢えるのが嬉しくて、付き合ってるうちに、バイエルだけは上げてもらいました。習い続けた妹は、ひとに教えているようですから、元とってるようです。
 私の方は、全く初歩の初歩の手ほどきを受けた程度でも、後年、戯れに鍵盤に触ったりすると、「コイツがねぇ」との意外さで、結構、笑ってもらえるのです。思わぬ余得ですが、それぐらいですか。持ち運びしにくい楽器なので、機会は限られてはいましたし…。
 妹が入試のために、ずっと同じ曲を、繰り返し弾いてはった折は、「ほかしたろか!」なんて思ってたものですが、よう、置いていってくれたものと。今や無聊を託つ吾が身には、数少ない貴重な存在になっています。
 しかし、Victor製て!! ニッパーともども、首を傾げるしかないです。