最近のショックな出来事の一つに、とうとう、歯を1本失ったことがあります。根元は残っているようなので、完全に抜けてしまったたわけではないのですが。
 乳歯の頃と違って、永久歯に生え替わってからは、若い頃に、4本、軽い虫歯を治療した後、ずっと歯医者知らずでした。それが、あるとき、舌で触ると右上の奥歯に穴が。20年ぶりに行っても、行きつけ??の歯科医院は、どっちかというと削りたがる方で、難儀しました。元々、あの機具の音すら、恐怖のあまり竦んでしまうので、決死の思いで、泣きながらの治療を終えました。ところが、日を置かず反対側にも穴発見!。どうやら、その当時、はまっていた、スースーするタイプの、のど飴が原因だったと思われます。
 で、再び、地獄の日々が始まったのですが、医者通いの尋常ではないストレスから調子が悪くなるほど。なんじゃかんじゃ理由をつけて、パスパス、先送りしているうちに、とうとう途中で行くのを止めてしまいました。既に、削り倒されていた後だったので、大きな穴の空いた状態、たとえれば、フジツボ状のままでホッタラカシにしていました。いずれの虫歯も、気づいた時に、全然、痛くはなく、「治療??」の方が、よっぽど苦痛でしたからねぇ。そして、時間とともに、徐々に、壁の部分が、脱落していき、かろうじて残っていた最後の部分が、とうとう…。
 巷間、80歳で20本の歯を残す「運動」をすすめる団体(サディストが多いと思われます)があるようです。まぁ、この部門では、逃げ切れるんじゃないかと、タカをくくっていましたが、これが、蟻の一穴になったらどうしよう…。

建国記念の日を記念しての「三題話」終了!