栴檀の木?橋

 昨日、帰りに、大いに道に迷いました。大体、長らく大阪市民(最近の情勢では、いつまで、コレを名乗れるかは疑問ですが)やってるのに、行ったことないとこが多すぎる上、筋金入りの方向音痴。淀屋橋駅で訊いたのですんなり辿り着いた市役所でも、入るときに、受付の方に目的地までの行き方を丁寧に教えて貰ったのですが、結局、館内で右往左往。で、帰り際も来たときの入り口から出ないと迷うと思ったので、数ある入出口を廻って、受付の方がいらっしゃる所で、「さっき、こんな風体の人間に案内したか?」と確かめると、怪訝な表情。おやおや、ここでもないのか…。と、その場に居た、交代で引き上げかけてた方が、「ハイ〜♪」と笑顔で。危なかったです。もう少し遅ければ、一生、市役所から出られなくなるところでした。
 で、淀屋橋駅に向かったのですが、着いたのが、京阪淀屋橋駅!! イカイカン。で、後で分かったのですが、淀屋橋と間違えて渡ってしまった栴檀木橋を引き返し、橋の真ん中で絵を描いていた男性(中央の青い服の方、行きしに、「寒いのに熱心やなぁ」と思って横を通り過ぎたのです)、に伺うと淀屋橋は「一本下流のアレ」と教えて頂き、やはりの一言。「大阪の人ですか?」と大阪弁ではないアクセントで、同情されてしまいました。
 帰ってから、地図で確かめると、適塾や水晶橋などが近くにあり、十年以上前のことですが、デートで、この辺りをウロウロした記憶が甦りました。初めてかどうかなんてことは関係なく、絶対土地勘どころか、方向感覚が皆無であることが証明された次第。
 唯一の収穫は、落語に登場する、栴檀木橋を、しっかり確認できたことぐらいですか。