もどりあゆ あやかりたいものです

 大声が特徴のひとつだと気付いたのは、ちょっとゆっくりめに職に就いて暫くしてからでした。夏場で窓が開いているとはいえ、四階で喋っている声が、一階で臥せっている人を悩ませたという指摘には耳を疑いました。友が島では、丘越に、ハムより、よく声が伝わったとか、別の機会には、日が暮れた後の下山途中に、谷を挟んで互いの安否の確認が出来たとか云々。見た目も、実力もいたって非力なのですが、現場で、声に圧倒された相手が怯んでくれて、事なきを得たこともあり、まぁ、私の、数少ない「売り物」の一つなのでしょう。
 しかし、このごろ全く、本気モードで出していないので、昔日のパゥワーを維持しているかの自信は無く、さりとて、試してみることも、事の性質上憚られるので、そのTPOを模索しています。独りカラオケなどは如何かしらん?マイクを通さず、「憧れのハワイ航路」などを歌うのは、別の意味で、そそられますねぇ。
 戻り鰹ならぬ、もどりトリロバイトは毒気、油気が抜けて、いい味出すというのは手前味噌なりや?今日、私が足元にも及ばぬ、奇声、失礼、美声で大笑する方と、久々にコンタクトが取れ、過去の「栄光」の日々を再確認したこともあり、いよいよ、出戻りたい気持ち、十分になっていますので、別の方面からのアプローチを模索します。立会い、「猫だまし」のような奇襲攻撃は、せんといた方がいいですか?