「わ」は悪口の「わ」

 年内に済ましておこう第3弾でヴァイオリンの弦の調達にS楽器店へ…。以前、手に入れた五千円也の本体に元々張ってあった、A線とG線が切れたので、その2本をかつて購入したコトのある店舗にです。
 最近、件のA線が張りなおし直後に切れていたのを長年ほったらかしにしていたことが、気色悪くなり、久々に、それだけ、譲って貰いにいったところ、「その安モンは、もう、単品では売ってやらん!」とのこと。さらに「上位品だと、A線1本の値段以内で、さらに下位品が4本セットで買えるがどうする!」と畳み掛けられて、ほうほうの体で逃げ帰ったことがありました。
 嗜むというのもお恥ずかしい、6歳の頃から数年、先生が体調を崩されるまで短期間習ったことのある(鈴木式とやらで、子供の成長に合わせフルサイズまで、徐々に大きい楽器に変えていく教授法で教えてもらっていたので、ウチには他に最小から3台目までもあり、そちらの方に張り替えた同じメーカーの子供用の弦は全て生き残っています。)だけで、音を出して喜ぶ程度なので、理不尽極まりない応対に、一度は、泣き寝入りしようと思っていたのですがね。
 まぁ、ピアノよりさらに、触れるだけで、奇人変人扱いされますように、気合を入れないといけない楽器のようですが、安価品を買うような、シャレでやってみようちゅう人間が、1本だけ切れる度にセット買いしてたら、他の3本が余る勘定になるでしょう。切れる弦が万遍なく、分散してくれるワケもなく、おそらく特定の弦が溜まっていくんとちゃうんか!従前は、ばら売りしてたクセに…。購入直後に切れたヤツも、たまから不良品やったんとちゃうんか?返品交換してくれてもエエぐらいや!云々、悪口は滝のように溢れ出てきたのですが、今回、ほぼ黙って、最低!ランク品のを4本セットで貰い受けました。
 途中でアホらしなってしまったのは、別の折に、ラベルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」の楽譜を買いにいった時、こっちが原曲はピアノ曲やって、後にオーケストレーションされたんやゆうのに、「違う!素人はコレやからたち悪い。大体イチビッテこんな難しい曲が弾けるかい!」なるムードで売って頂いたことがあり、結局、購入したのは複数曲入ったタイプで解説に思いっきり原曲はピアノ曲だと明記してあったのを確認してしまったから、まぁ大変。照れ隠しか、わざわざ交響曲バージョンのCDをかけるのに大忙しで、私にレシートを渡しそびれてくれました。
 この一連の件以外にも、不愉快千万な店ですが、ケンケンで行かれる近所にこの手の店がないことをよいことに、ノホホンと営む店を私も経営できたらいいなぁ…と思う、年の瀬でした。
      ウーン、言い足らん…